台風が気になりますね。九州に上陸しそうで大変心配です。
東京は今(27日火曜)は快晴で、白く光る雲がもくもく浮かび、あちこちトンボが飛び交い、アゲハ蝶も柑橘類の葉に盛んに卵を産み付けていきます。
今朝は4時ころ土砂降りになって、玄関脇には小さな川ができるほどでした。メダカの鉢に蓋をして重しを乗せて、濡れそぼって家に入りました。これからも雨はこんな風に暴力的に降るのでしょうね。皆さま、お気をつけて!今週いっぱいは用心ですよ。
私の目下の心配事は、明日(水曜)の和裁教室に行けるかどうかということ(笑)。大したことじゃないのにね。
さて、東京支部のホームページですが、すでにお知らせしています通り、今月いっぱいで一旦閉めることになります。プロ契約が切れるので一般のブログになるんですよね。したがって固定ページとかその他のサービスがなくなるので、ブログは残すにしても、ちょっとした模様替えが必要になります。どんな仕様にするかな。31日は知恵を絞ってやってみます。
私もこんな記事が書きたかった!
今日は、皆さんにどうしても紹介したいブログがございます。
夕菅 (ユウスゲ)さんのブログです。2018年愛知県から茨城県つくば市に引っ越してこられ、もう6年になるのでしょうか。植物テーマのブログは2008年から書いているようです。
この人只者じゃない!初めて読んだときそう思いました。驚きと発見の喜び。以来注目し、過去記事を読んだりもして、夕菅さんの世界を楽しんでおりました。
植物に対する愛情と知識もさることながら、植物の紹介も簡潔でよく言葉を選び、わかりやすい。ところどころにいたずらっぽさやユーモアも顔をのぞかせ、読者をクスリと笑わせれば、ときに詩情溢れる表現を落とし込んだりもして驚かされます。
名称に学名も添えてくださるのも、ブログ界隈ではなかなかないことでありがたい。しかもラテン語の意味まで解説してくださる。
またお写真がすばらしいんですよ。ご自分で一枚一枚撮っては丁寧に解説をつけておられますから、アップだったり引いたりのショットが大切なんですね。ご自宅のお庭もステキです。溜息が漏れます。
ユウスゲさんの秋海棠
特にクレマチスとか蘭などの記事が強く印象に残っていますが、当ブログはベゴニアなので、秋海棠に絞りたいと思います。ユウスゲさんにはすでに、言及の件お願いしてあります。ありがとうございましたm(__)m
上に一枚お写真お借りしました。美しいお写真です。
yuusuget-tsukuba.hatenadiary.com
ユウスゲさんは秋海棠が中国から入ったこと、愛知のお宅ではうまく育たなかったが、筑波では容易に育ち、咲き誇っていること等の導入から、花の詳しい説明に移ります。
皆さんもぜひ訪問してご覧になってくださいね。おしべ、めしべ、柱頭などのアップの写真が秀逸です。「花粉は粉質ではなく粘質」…初めて知りました。
またちょうどグッドタイミングで、花粉目指してやってきたマルハナバチの写真、珠芽(むかご)の写真、裏紅秋海棠の葉の裏写真、シロバナの葉脈だけ赤い写真…どれもこれも美しく貴重なショット群です。
新参者の私にとって、このユウスゲさんの記事は秋海棠を新しい目で見直すきっかけになりました。すると不思議なことに、花や葉をいくら見ていても飽きないんですね。
秋海棠といえばちょっと前は、実家の荒れた庭に群生して、縁の下まで陣地を拡げていくたくましいイメージでした。
ユウスゲさんには心から感謝いたします。
1965年の…
もったいぶってしまいましたが、「ベゴニア協会1965年」といったら何でしょうか?
答えはベゴニア協会の会報第一号発刊の年です。協会創立は1962年、The Japan Begonia Society(J.B.S) ベゴニア愛好者の会として発足しました。アメリカベゴニア協会(A.B.S )、イギリスベゴニア協会(N.B.Snbs)などと提携しています。
…とそのように会報誌に記述があります。
この創刊号の表紙はシロバナシュウカイドウです。なんと48ページもあり、執筆者も華やかです。また特集として「東洋のベゴニア シュウカイドウ」と題し、20ページ分が組まれています。
ちょっと目次を見てみましょう。
①秋をつげる花 秋海棠
②大日本植物図鑑より シュウカイドウ
③変種とその交配種
④品種改良への秋海棠の利用
⑤秋海棠の歌
⑥秋海棠の花粉
⑦清澄山のシュウカイドウの自生地
⑧シュウカイドウをまいてみたら
⑨モミジバシュウカイドウ
ユウスゲさんはきっと興味があるんじゃないかしら。残念ながら私は持っておらず、会員の方に一度見せてもらっただけ…。稀少、貴重な資料なのです。
時代の熱気、人々の高揚感や好奇心、繋がりを求め、深まる交流の様子などが見てとれます。
では今日はこの辺で。ごきげんよう!