日本ベゴニア協会東京支部HP

例会は毎月第三土曜の午後1時半。 吉祥寺の武蔵野公会堂にて

夏休み前の例会 309回 

皆さま、ちょっと遅いけれど

暑中お見舞い申し上げますね。

いやあ溶けそうな暑さです。思い出すと去年はこの気候で旅行していたんですよね。基本、徒歩旅行なので汗が皮膚の上で乾いてサラサラの塩に変わっていき、それを手で払い落しながら、ペットボトル片手に歩き続けたものです。もう一方の手には日傘、これは私の意見ですけど帽子より日傘のほうが断然いい。帽子は頭が蒸れて、風に飛ばされることがあるけど、傘なら頭の上を風が通っていくから涼しく感じる。手は一本取られるのは仕方がありません。お気に入りの、とてもいい傘なので大切にしています。置き忘れに用心して、時々背中に挿しています。(サムライか!)

 

例会報告を簡単に。

「私のとっておき栽培法」はMさん。ベゴニアを通して自分の半生を語ります。25年前は植物とは縁のない生活をしていましたが、Sさんとの運命的な出逢いがありました。それはベゴニアとの出会いでもあります。以来ベゴニアは人生の一部となり、植物の奥深さに感動し、人との交流を通して輪を拡げ、自身の世界を豊かにしてきました。

ベゴニアを「商売」にしているため、商品管理や役割分担の話がとても興味深い。また、マンションの一室での生活と栽培風景、つまり、蛍光灯が何本とか夥しい苗の数とか、エアコン&扇風機、毎月の電気代までつぶさに活写してくれて、引き込まれました。お話が上手!これは才能なんですね。

エピソードとしては、初めてSさんの、テラリウムに入ったウェルシコロールを見たとき、気持ち悪いと思ったそうです。爬虫類系の葉が苦手だったそう。(わかるな~)

好きなベゴニアを聞かれてグラナダミセス・ハシモトを挙げていました。同感です。展示会の両作品、私もとても気に入りました。

グラナダ神代②に写真があります。ミセス・ハシモトはこちら。展示会のものです。写真がぼけていてすみません。

ミセス・ハシモト

会員が自宅のベゴニアの様子を語る「ベゴニアの元気」のコーナー。
いつものようにこれがめちゃめちゃ興味深いんですが、全部書くと恐ろしい分量になるので諦めます。ひとつ、淡雪(あわゆき)というベゴニアを教わりました。冬からずっと絶え間なく咲いているんですって!

どんなベゴニアかなと帰宅して調べると、交配した御当人さんのX投稿がありましたので載せておきます。

Begonia "淡雪" (holosericeoides x ignita)

 

みんなのベゴニア

オブスクラ?らしいです。Begonia obscura

大船の展示会でお買いになったとか。姿がとってもきれい!

 

葦沢交配種で名はないそうです。タイレックス×デリキオーサ×グリーンパーソナル

 

 

プスツラータ Begonia pustulata

「きれいに展開し、花もちょうどよいタイミングでつきました。インペリアリス系のビロードのような葉が美しい。容器に入れないで栽培した方がよい」とのことです。

 

イグニータ Begonia ignita

ケースに入れなくても良さそう。用土は培養土+鹿沼土とのこと。

 

カノコ Begonia Kanoko(Norah Bedson x imperialis)

赤い花の蕾がついています。

 

インペリアリス B. imperialis

え~!?と思いました。図鑑やネットなどではプスツラータに似た葉でしたので。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/00/Begonia_imperialis.JPG/1280px-Begonia_imperialis.JPG

Begonia imperialis — Wikipédia

しかし私がよく訪ねるフランス人のサイトでは、すぐ上の葉ではなく、会員さんがお持ちになった、中央に帯が走るような模様のインペリアリスが載っています。いろいろな種類があるのかもしれないと思いました。

 

最後に

またまた名前のないベゴニア。ライヤ×ポリロエンシス。

 

こうした葉の多様はベゴニアの大きな魅力のひとつですね。

 

次回の例会は9月28日土曜日、1時半からです。お間違えの無いように!

では皆さま、お体に気をつけてお過ごしくださいね!