2024年5月の例会は18日1時半より♪

第304回例会(2月17日)

皆さま、こんにちは。

Y.S.さんが2月の例会報告を書いてくださいました。魅力的なレポートです!

(管理人ボウ)

 

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例会開催後、随分日が過ぎてしまい失礼しています。
当日は12名の参加者。新入会員と見学者のお二人は共に縁起の良い平が付く名字!明るい兆しが見えてのスタートです。

 

私のとっておき栽培法

今回は会に長く、深く、貢献してくださっているNさんです。

1989年入会ですが、それより随分まえからベゴニアの存在と興味とをお持ちのようでした。当時は協会はとても敷居の高い存在でまさか自分が関わるようになるとは思いもよらなかった!

なぜなのか……それは学生時代によく伺っていた旧友宅のお父上が、あの『アオヅル』の作出者の岩鶴氏で、お宅には何時も多くの紳士達が集い、ベゴニアを愛でていたよう。その様子を見ていて、私の世界とは違う! とずっと思っていらしたようです。

その後、岩鶴氏の御葬儀時に祭壇上のコップに一輪のアオヅルが飾られており、それを見たNさんと友人はなにか使命感を感じ、アオヅルを探すたびに……。

その過程で藤沢ベゴニア会のT氏と出会い、B.partitaを頂き、根づき、ベゴニア好きの弾みになり、ベゴニア協会の門をたたき、今に至っています。

初期に会の重鎮のO氏から頂いたB.prismatocarpaの栽培に大成功! 温室が無なくてもPHなど考え無くても平気と楽しんだよう。

私の栽培法は人に話せる様なものでなく邪道(手でむしる。手で折る。)でいい加減、と謙遜されますが……どうして、どうして。

花盛りのプリズマトカルパやチャームなどのセンパのコレクションなど、何時も例会時には目を楽しませてくれます。

 

用土。作品作りの葉組み。先端の芽を摘む(品種にもよる)。など大先輩のアドバイスを心して栽培に取り組み、特に育てる過程を楽しみ、おおらかにユッタリとベゴニアを愛でているご様子で心温まる栽培法のお話でした。

 

ドレゲイの3種の球根の面白さなど披露頂きました。


左から
B.dregei‘Glasgow’
皆でトライ苗(実生)でしたが、危うくなりカットし、挿し直ししたので、ラッキョ形の膨らみとなる。

B.dregei‘Richardriana’
種からでオニオン型の球根。

B.partita
原型の球根

 

とドレゲイの仲間でも葉の微妙な違いや膨らみ方など個体でも違いがあったり、実生からと挿し穂からの違いなど楽しんでいるよう。

 

ベゴニアの元気

全体に皆様のお話をまとめるとやはり人の元気がベゴニアの元気に繋がる。ベゴニアに励まされたり、励ましたりと一心同体の感を受けました。

 

みんなのベゴニア

手塩にかけた10種が並びました。そのなかから2種ご紹介します。

B.pteridiformis (Y.N栽培)

タイ原産の球根性の美葉種ベゴニア。何と気難しい品種をこんもりとここまで綺麗に栽培し、ピンク花も付けて、一番見頃のタイミングで見させて頂きました。

Wonderful!

 

B.hoehneana(M.S栽培)

チェックリストによると不明種(Unkn)ブラジル産、・?new  section?・1953年発表され日本にも導入済とある。イルムシャー出

小さな葉が密生しており元気な時?は赤い毛がみえるそう。彼ならではの品種栽培と見受けました。

 

これで報告終わります。

以上。

Y.S記