皆さま、お変わりありませんか。
めっきり冬らしく……うんぬんといった挨拶で始めるべき時節なんですが、昨日(16日、土曜日)は20度くらいあったようで、今日も暖かい。いやむしろ暑い。本当に温暖化は由々しいと思っています。それでも自然はルーティーンを守ってくれ、いつもの年と変わらず紅葉は楽しめます。
この写真を撮ったのは昨日ではなく、一週間前。井の頭公園に降りていく階段のところです。ベゴニアの例会に使っている武蔵野公会堂は、もっとずっと駅に近い。
午前のまだ早い時間なので、池の白鳥ボートたちは整列したまま、お客さんを待っています。朝礼してるのかも。
さてもう12月です。今年最後の例会でした。
書くことがたくさんあるので三回に分けるかもしれません。とりあえず今日少し書いておこう。
「みんなのベゴニア」コーナー
会員が持ってきた鉢を紹介するコーナーで、私はいつも楽しみにしています。
1.Kさんはこちら。アル・クラークをお持ちになりました。
「ええっ? もうこんなに大きく?」とすぐに何人かが反応しました。ちょっと解説しますと、今年6月の「観葉の会」はテーマがインペリアリスとその交配種でした。その時参加者は枝や葉を幾つかもらったのです。
インペリアリスの仲間は大変多く、いろいろな人が交配してきました。仲間たちをまとめてimperialis like またはPustular Typeと呼ぶようですが、とても分かりやすい呼び名だと思います。
Kさんはアル・クラークの一枝を、半年でこんなに美しく育てたのです。
他の方もぜひ見せていただきたいですね。ちなみに私のは夏の暑さにやられて消えてしまいました(泣)。
2.Tさんのブルキリイ。
お話によると、
ー3年くらいベランダに置いて肥料もやらなかったのが、いつのまにか花が咲いていたので持ってきた。隣に蘭の鉢があり、蘭には灰を撒いている。もしかしてその灰がかかった可能性もある。
(間違った所があったらすみません)
私はなんせ新参者なので、ブルキリイの花を初めて見たし、ベランダに3年、というところに新鮮に驚いたし、灰を撒く話もおもしろいと思いました。
個人的にブルキリイの葉の模様と色合いが好き。英語の解説では、このような葉の形容にblotchesという表現を使っているが、「しみ」には全く見えず、とっても魅力的。
しかも花はいい匂いがするのです!
3.Yさんのドラコペルタ
ドラコペルタ( dracopelta)。
私はこの名前を聞くと、古代ローマの兵士が、竜の絵柄(紋章でもよい)のついた盾を持つ姿を想像してしまう。ドラコ draco=竜、ペルタ pelta=戦いの道具としての盾(楯)。しかし本当は草食恐竜の名前から来ているらしいですね。でも上の葉を見る限り、怖そうな恐竜ではなさそうに思えます。
今後、葉っぱの表面のボコボコが増して強そうな恐竜になっていくんでしょうか?
4.Sさんのボグネリ。
これはアート作品か⁉ という美しさ。
水苔のやさしい黄緑色が、結ぶ前の水引のようなボグネリの、みずみずしい緑葉をよく引き立てています。自由に空間を支配する葉っぱたち。ちょっとツンケンして気位が高そう。なのに花を見ると、楚々とした佇まいの、お馴染みのベゴニアの花なのでホッとし思わず笑みが漏れる。
今年の大船ベゴニア展示会の案内もボグネリでした。こちらはお花もたくさん! とっても素敵なカードで気に入っています。
YuYu (id:sakurado) さんに一句よんでいただきたいものです。
次回に続きます。