皆さま、こんにちは!
当ホームページは(仮)を取り、「日本ベゴニア協会東京支部ホームページ」という名称にしました。ブログ執筆者も募っています。はてなブログに入会の上、IDをお知らせください。管理人である私が「メンバー」として承認することになっていますので。
現在のところ、二人のかたがメンバーになってくださっています。ブログは気軽に書いてくださいね。大きすぎて例会に持ってこられないベゴニアや温室内の様子など、写真に撮ってぜひ見せてください。葉挿しや播種、その後の成長なども。
さらに例会報告も書いてくれる人がいたら嬉しいなあ!
ブログ書き込みでわからないことは聞いてください。emailでも記事下のコメント欄でもいいですよ。
では例会報告 簡単に。
私のとっておき栽培法
11月の発表者は、わが東京支部のお母さん的存在Cさんでした。
18歳でベゴニアという言葉に出会い、38歳で師匠ともいうべき重要な人との出会いがあり、温室を作り、ベゴニア協会に入り、長くベゴニアの交配・育苗に携わってきたそうです。朝日新聞社の賞をもらった時の、立派な表彰盾や、ご自身が作ったベゴニア、セシル・オブリー (MC Cécile Aubry )も見せてくれました。(写真を撮ったのですが、お顔と一緒なのでここには載せられません。残念!どなたか鉢単体で撮った方いらしたら写真くださいませんか?)
MC Cécile Aubry はフローレンス・リタ(Florence Rita)とルバーシイ(lubbersii)の交配とのこと。葉も花も名前も全部ステキです。
みんなのベゴニア
そのあと、持参したベゴニアについて紹介する「みんなのベゴニア」は、私がいつも楽しみにしているコーナーです。(少ししか取り上げなくてごめんなさい)
Convolvulaceae
発音しずらい名前をもつこちら。convolvulus(コンボルブルス)はセイヨウヒルガオのこと。なのでこのベゴニアは「セイヨウヒルガオに似た」という意味になります。
最新園芸大辞典( 誠文堂新光社)によると、
1853年、ブラジルでSellow氏によって発見されたつる性のベゴニアで、わが国へは1966年、大阪府大の冨士原健三助教授が府立京都植物園在職中、英国キュウ植物園から導入したのに始まる。
(中略)
性質はひじょうに丈夫で、よく繁茂するので、大きめの篭に植えて多肥栽培すれば、みごとな吊鉢が楽しめる。(一部引用。解説は植村先生担当)
写真を見ると茎がグングン伸びていますから、これからが楽しみですね。神代展示会で吊り鉢が見られるかも?
ところで、インターネットの発音サイトでは「コンヴォルヴュレイシー」「コンウォルウーラシー」などと聞こえますが、日本語で定着している名前で良いと思います。
melanobullata
メラノブラータ
葉のぶつぶつ模様が美しい。色もどぎつさがなくて優しい感じ。チョコチップのような突起から毛が生えているんですね。ベゴニアの葉は本当におもしろい。
斑点恐怖・集合体恐怖の人には苦手なベゴニアかもしれません。私は昔そうでしたが、今は全然平気で、そのユニークな美を称えます。
prismatocarpa
プリスマトカルパ
プリスマトカルパ は前回も取り上げましたが、今日は別の人。斑入りです。
いやあ皆さん、美味しそうな葉っぱを作りますね。みずみずしい葉の中に、黄色やオレンジの小花が見え隠れして楽しそうに遊んでいます。ホント、憧れる!
Crestabruchii
クレスタブルキイ
葉縁のチリチリカールがおしゃれ。手芸で縁飾りを編んでつけたりビーズをつけたりするのに近い感じ。この先チリチリも成長して大きくなるのでしょうか?
最新園芸大辞典( 誠文堂新光社)から引用します。
【来歴】クレスタブルキは、ルーイス(Lewis)が1938年に交配作出した。親はマニカータ・クリスパ×サンダーブルキ(B.manicata crispa×sunderbruchi)である。我が国へは1965年アメリカベゴニア協会のウェストコット(Westcott)女史から生葉が送られたのに始まる。
【性状】葉は20~30㎝の長さの広卵形で大型の根茎種である。葉縁は大きく波状となり、大きな鋸歯があり、さらに細かく波打っている。表面は暗いオリーブグリーンで赤色を帯びる。葉縁にはまつげ状の毛があり、葉の裏面の葉脈には長く、基部が帯赤色の毛がある。葉柄にも帯赤色の長毛を密生する。春ピンク色の花を長い花梗の先に房状につける。
【栽培】性質は強健であるが、ウィルス病の被害を見ることがある。繁殖は株分け。葉挿しによる。
Posy Wahl
ポジー・ワール
最新園芸大辞典( 誠文堂新光社)によると、
カスラー夫人(Belva Nelson Kusler)作出品種。1967年にB.hydrocotylifolia×B.Lenore Olivierの交配により作出された高性の木立性ベゴニア。1969年公表、1973年9月に品種登録された。
わが国へは1970年10月に織畑重太郎がカスラー夫人より直接入手した。
(一部引用。解説は茂見氏)
持参した会員さんの、「もう60年も生きている」という言葉が印象に残っています。
Happiness
ハピネス
マンテン(満天)×デリキオーサ(deliciosa)
どこがハッピー?という突っ込みは置くとして、葉っぱの模様が水玉ではなく、点が繋がっているので文字とか秘密の信号に見えて深読みしてしまいます。
お花が咲いたらまたぜひ見せてくださいね。
皆さん、いつもありがとうございます。
ではまた次回!